ごあいさつ

全国中学校空手道連盟
会長: 石川 周亨

 はじめに、新型コロナウイルス感染症のため、亡くなられた方々に深く哀悼の誠を捧げますとともに、罹患されました方々のご全快を祈念し心よりお見舞い申し上げます。

 本年度の改選により、全国中学校空手道連盟の会長に就任いたしました。
もとより微力ではありますが、中学生空手道の普及と発展のために取り組んで参る所存であります。皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。

 さて、全国中学校空手道連盟の目標は、(公財)日本中学校体育連盟への加盟を実現させることであります。
空手道を志す中学生が、他競技と同様に中学校で部活動として練習に励み、中体連として郡市大会や都道府県大会、地区大会、そして全国中学校体育大会へとつながる環境を整えていくことが必要と考えています。

 そのために、(公財)全日本空手道連盟のご指導、ご助言をはじめ、関係諸機関との調整を図りながら、加盟に向けての取り組みを進めてまいります。全国各地の空手道に関わる皆様におかれては、空手道部創部活動を進められるよう力添えをいただければと思います。

 中学校の保健体育の授業においては、平成24年度より武道が必修化されました。すでに実践を積み重ね、(公財)全日本空手道連盟が空手道授業支援プログラムを推進し、空手道授業実施にあたっての手本となる研究成果を上げてくださっています。学校・地域に加え、実施される学校も全国各地の400校を超えるまでに広がってきております。空手道は安心、安全な授業を進めることができる武道であるとともに教育効果の高いものであります。

 全国中学校空手道連盟においても、(公財)全日本空手道連盟作成の『空手道指導の手引き』とあわせて、各地の実践を紹介していくとともに、全国各都道府県の中学校において一校でも多く空手道の授業実践が行われるよう働きかけをおこなって参りたいと考えております。

 全国中学校空手道連盟は、全力を挙げて中学生の空手道環境づくりに努めて参ります。今後ともご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げます。